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コラム

2025.04.09

ひとり親必見!子どもの病気と家庭での対応完全ガイド|使える制度も紹介

こんにちは。ひとり親の方限定のトークアプリ「ペアチル」のライターチームです。

子どもが急に病気になった時、ひとり親家庭では看病と仕事の両立に大きな不安を感じるものです。しかし、適切な知識と準備があれば、この困難を乗り越えることができます。

この記事では、ひとり親家庭で子どもが病気になった時の具体的な対処法から、利用できる支援制度、予防対策まで、実践的なアドバイスをご紹介します。特に重要な症状の見分け方、家庭での看病のコツ、仕事との両立方法について詳しく解説していきます。


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目次

ひとり親家庭で子どもが病気になった時の対応と心構え

ひとり親として子育てをしているとき、子どもの急な病気は大きな不安とプレッシャーをもたらします。でも大丈夫、適切な知識と準備があれば、冷静に対応できます。

ひとり親家庭で起こりやすい子どもの病気とは?

ひとり親家庭では、親御さんの負担が大きいため、お子さんの健康管理が特に重要です。以下に起こりやすい子どもの病気について解説します。

感染症(風邪、インフルエンザ、胃腸炎など)

保育園や学校など集団生活を送る中で、子どもは様々な感染症にかかりやすくなります。

  • 感染経路:飛沫感染、接触感染など
  • 症状:発熱、咳、鼻水、喉の痛み、嘔吐、下痢など
  • 注意点感染力が強いものが多いため、早期発見と感染拡大防止が重要です

感染症予防のためには以下のような対策が重要です。

  • 手洗いうがいの徹底
  • 十分な睡眠と栄養
  • 適切な室温・湿度管理
  • 人混みを避ける

アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなど)

アレルギー疾患は、子どもの健康と生活の質に大きな影響を与えることがあります。

  • 原因:遺伝的な要因、環境的な要因(ダニ、ハウスダスト、食物など)が複雑に関与します
  • 症状:皮膚のかゆみ、喘鳴、呼吸困難、じんましんなど
  • 注意点症状が慢性化しやすく、生活の質を低下させる可能性があります

アレルギーの対策方法には以下のようなものがあげられます。

  • 適切なスキンケア
  • アレルゲンの除去
  • 医師の指示に基づいた薬物療法
  • アレルギー専門医への相談

その他の注意すべき病気(中耳炎、とびひ、手足口病など)

子どもによく見られる病気にはほかにも以下のようなものがあります。

  • 中耳炎
    • 原因:細菌やウイルス感染
    • 症状:耳の痛み、発熱、耳だれ
    • 注意点:繰り返しやすい
  • とびひ
    • 原因:細菌感染
    • 症状:水ぶくれ、かゆみ
    • 注意点:感染力が強く、広がりやすい
  • 手足口病
    • 原因:ウイルス感染
    • 症状:発熱、手足や口の中に水疱
    • 注意点:特効薬はなく、対症療法が中心

子どもの病気のサインを見逃さない!早期発見のポイント

子どもの病気は、早期発見・早期対応が鍵です。特にひとり親家庭では、子どもの小さな変化を見逃さないことが重要になります。

体温の変化(発熱、微熱、低体温)

体温の変化は、病気の最も一般的なサインの一つです。

  • 平熱を知っておく(子どもによって異なります)
  • 定期的に体温を測る習慣をつける
  • 発熱だけでなく、微熱や低体温にも注意する

体温計は、脇の下用、耳式、額式などがありますが、お子さんに合ったものを選びましょう。

食欲の変化(食欲不振、食べムラ)

食欲の変化は、体調不良のサインである可能性があります。

  • 普段の食事量を把握しておく
  • 食欲不振が続く場合は注意する
  • 食べムラがある場合は、他の症状と合わせて判断する

機嫌の変化(不機嫌、ぐったり、泣きやまない)

子どもの機嫌は健康状態を反映します。特に言葉でうまく伝えられない小さな子どもの場合、重要なサインです。

  • 普段の機嫌や活動量を知っておく
  • 急に不機嫌になったり、ぐったりしたりする場合は要注意
  • 泣きやまない場合は、原因を探る(痛み、不快感など)

その他の症状(咳、鼻水、嘔吐、下痢、発疹など)

以下のような症状も病気のサインとなることがあります。

  • 咳や鼻水の色、量、頻度
  • 嘔吐や下痢の回数、量、性状
  • 発疹の広がり、色、形状
  • 他の症状と合わせて総合的に判断する

受診の判断基準を知る(緊急時、夜間・休日の対応)

いつ病院に連れて行くべきか、その判断基準を知っておくことは非常に重要です。

緊急受診が必要な症状(意識障害、けいれん、呼吸困難など)

以下の症状が見られる場合は、迷わず救急車を呼ぶか緊急受診しましょう

  • 意識障害(呼びかけに反応しない)
  • けいれん(特に5分以上続く場合)
  • 呼吸困難(息が荒い、肩で息をする)
  • 顔色が悪い(青白い、灰色がかっている)
  • 高熱(生後3か月未満で38℃以上、3か月以上で39℃以上が続く)
夜間・休日の相談先(#8000、小児救急WEBサイト)

夜間や休日に子どもの具合が悪くなった場合は、以下のサービスを活用しましょう。

  • #8000
    • 小児救急電話相談(全国共通)
    • 看護師や医師が症状に応じたアドバイスをしてくれる
    • 受診の必要性についても相談できる
  • 小児救急WEBサイト
    • 症状から適切な対応を検索できる
    • 近くの医療機関も検索可能
救急時の準備(緊急連絡先リスト、保険証、母子手帳)

また、緊急時にすぐ動けるよう、以下のものを常に準備しておきましょう。

  • 緊急連絡先リスト
    • かかりつけ医
    • 近くの救急病院
    • サポートしてくれる家族・友人
    • 救急車(119番)
  • 必要書類
    • 健康保険証
    • こども医療費助成受給券
    • 母子手帳(予防接種歴や既往歴の確認のため)

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ひとり親家庭での子どもの看病|実践的な対処法と注意点

ひとり親家庭での看病は、すべての負担が一人にかかるため大変です。効率的かつ効果的な看病の方法を知っておくことで、子どもの回復を助け、親自身の負担も軽減できます。

家庭での看病のベストプラクティス

適切な看病は子どもの回復を早め、症状の悪化を防ぎます。以下のポイントを押さえておきましょう。

安静にさせる(睡眠、自宅での過ごし方)

病気の回復には十分な休息が不可欠です。

  • 十分な睡眠をとらせる
  • 静かで落ち着ける環境を作る
  • テレビやゲームなどの刺激は控えめに
  • 絵本の読み聞かせなど、安静にできる過ごし方を工夫する

水分補給を十分に(経口補水液、イオン飲料、少量頻回摂取)

発熱や下痢、嘔吐などがある場合、脱水症状を防ぐために水分補給が重要です。

  • 経口補水液(OS-1など)やイオン飲料は塩分と糖分のバランスが良く、脱水予防に効果的
  • 一度にたくさん飲ませようとせず、少量ずつ頻繁に与える
  • 吐き気がある場合は、冷たい飲み物の方が受け入れられやすいこともある
  • お茶やジュースよりも水分・電解質補給に適した飲み物を選ぶ

食事は無理に与えない(消化の良いものから少しずつ)

病気の時は食欲が落ちるのが自然なことです。無理に食べさせる必要はありません。

  • 食欲がなければ、水分補給を優先する
  • 食欲が出てきたら、消化の良いものから少しずつ与える
    • おかゆ
    • うどん
    • 野菜スープ
    • トースト
  • 子どもの好きなものを少量用意する

体温の変化に応じたケア(温める、冷やす)

体温の状態に応じて、適切なケアを行いましょう。

  • 発熱時
    • 熱が上がりきって手足が温かい場合は、わきの下や首の付け根を冷やす
    • 室温は高すぎないよう調整し、薄着にする
    • 氷枕やアイスノンを使用する(直接肌に当てないよう注意)
  • 熱が上がり始め
    • 手足が冷たい場合は、むしろ温める
    • 毛布などで体を包み、汗をかいたら着替えさせる

清潔と保温(入浴、シャワー、お尻のケア)

清潔を保つことは回復を助け、二次感染も防ぎます。

  • 汗をかいたらこまめに着替えさせる
  • 熱がある場合、長時間の入浴は避け、シャワーや体を拭くことで清潔を保つ
  • 下痢の場合は、お尻を清潔に保つことで皮膚炎を防止(おしりふきやぬるま湯で優しく洗う)
  • 体調に応じて、保温を心がける

室内環境の調整(湿度40~60%、温度調節、加湿)

快適な室内環境は、回復を助けるために重要です。

  • 湿度は40~60%が理想的(特に乾燥する冬場は加湿器を活用)
  • 温度は季節に応じて適切に調整(夏は涼しく、冬は暖かく)
  • こまめに換気して新鮮な空気を取り入れる
  • 直射日光や騒音を避け、安静に過ごせる環境を整える

家族への感染対策(手洗い、うがい、消毒、看病する親のケア)

特にひとり親家庭では、親が感染症にかかるとサポートが得られにくくなるため、感染対策が重要です。

  • 手洗い・うがいの徹底
  • マスクの着用(特に呼吸器系の感染症の場合)
  • タオルやコップなどの共用を避ける
  • ドアノブなどよく触れる場所の消毒
  • 看病する親自身の免疫力を保つため、十分な睡眠・栄養・水分を取る

症状の観察と記録の重要性

適切な看病と受診判断のために、症状の観察と記録が重要です。

観察ポイント(発熱の程度、呼吸状態、食欲・排泄)

病状の変化を把握するため、以下のポイントを観察しましょう。

  • 体温
    • 何度あるか
    • いつから発熱しているか
    • 日内変動はあるか
  • 呼吸
    • 呼吸の速さや深さ
    • 苦しそうにしていないか
    • 喘鳴(ぜいめい)はないか
  • 食欲・水分摂取
    • 食事・水分の摂取量
    • 嘔吐の回数や量
  • 排泄
    • 排尿回数や量(オムツが濡れているか)
    • 下痢の回数や性状
  • その他
    • 発疹の広がり
    • 咳や鼻水の状態
    • 機嫌や活動量

記録のメリット(受診時の情報提供、医師の診断の助け)

症状を記録しておくことには大きなメリットがあります。

  • 受診時に医師に正確な情報を伝えられる
  • 症状の変化や薬の効果を客観的に判断できる
  • スマホのメモやカレンダーアプリで簡単に記録できる
  • 医師の適切な診断と治療方針決定の助けになる

解熱剤や薬の適切な使用

薬は症状を和らげるのに役立ちますが、正しく使用することが大切です。

用法・用量を守る(医師の指示、市販薬の注意点)

薬の効果を最大限に得るため、用法・用量を厳守しましょう。

  • 医師から処方された薬は、指示通りの時間と量で服用する
  • 市販薬を使用する場合は、添付文書をよく読む
  • 子どもの年齢や体重に応じた適切な量を守る
  • 「多く飲めば効果が高い」わけではなく、副作用のリスクが高まる

薬に頼りすぎない(必要に応じた使用)

薬は症状を和らげるものであり、病気自体を治すものではありません。

  • 解熱剤は38.5℃以上の発熱や、不快感が強い場合に使用
  • 熱があっても元気なら、必ずしも解熱剤は必要ない
  • 体温の変化を観察するため、就寝前以外は様子を見るのも大切
  • 薬の効果がない場合は医師に相談

熱性けいれんの既往がある場合の対応

熱性けいれんを経験したことがある子どもの場合、再発予防と対応準備が重要です。

  • 医師の指示に従い、予防的に解熱剤を使用する場合もある
  • ダイアップ座薬など、けいれん時の対応薬を準備しておく
  • けいれん発作時の対応方法を事前に確認しておく
    • あわてず時間を確認する
    • 危険なものを周囲から取り除く
    • 嘔吐した場合は顔を横に向ける
    • 5分以上続く場合や意識が戻らない場合は救急車を呼ぶ

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ひとり親が知っておくべき!仕事と看病の両立

ひとり親にとって子どもの病気は仕事との両立が最も悩ましい問題です。職場の制度や利用可能なサポートを知っておくことで、この困難な状況を乗り切りましょう。

職場の制度を活用する(看護休暇、時短勤務など)

多くの職場には、子どもの看病に対応するための制度があります。これらを積極的に活用しましょう。

看護休暇の取得方法

看護休暇は、子どもの病気やけがの看護のために取得できる特別休暇です。

  • 対象:小学校就学前の子どもを養育する労働者
  • 日数:年間5日(子どもが2人以上の場合は10日)
  • 取得方法
    • 会社の規定を確認する
    • 事前に上司や人事部門に申請する
    • 診断書が必要な場合は準備する
  • 有給か無給かは会社によって異なるので確認が必要

時短勤務の申請方法

子育て中の親が利用できる時短勤務制度も活用しましょう。

  • 対象:3歳未満の子を養育する労働者(一部の企業では小学校就学前や小学生までなど拡大している場合も)
  • 内容:1日6時間などの短時間勤務が可能
  • 申請方法
    • 就業規則や育児介護休業規定を確認
    • 人事部門に相談し、必要書類を提出
    • 上司と具体的な勤務時間について相談

その他の制度(フレックスタイム、テレワークなど)

働き方改革の推進により、様々な柔軟な勤務形態が広がっています。

  • フレックスタイム
    • コアタイム(必ず勤務する時間帯)以外は出退勤時間を自分で決められる
    • 子どもの体調に合わせた勤務が可能
  • テレワーク・在宅勤務
    • 自宅で仕事をすることで、軽度の体調不良なら見守りながら勤務可能
  • 年次有給休暇の時間単位取得
    • 丸一日休まなくても、必要な時間だけ休暇を取得できる制度

職場への相談と理解を得るポイント

制度を活用するためには、職場の理解を得ることが不可欠です。

  • 事前に家庭状況を上司や同僚に伝えておく
  • 緊急時の対応方法や連絡手段を相談しておく
  • 自分の仕事の引き継ぎ方法を整理しておく
  • できるだけ早めに連絡し、復帰の見通しも伝える
  • 周囲への感謝の気持ちを忘れない

周囲のサポートを得る(家族、友人、地域の人)

ひとり親家庭こそ、周囲のサポートを上手に活用することが大切です。

サポートをお願いする時のポイント

助けを求めることは決して恥ずかしいことではありません。上手に依頼するコツを知っておきましょう。

  • 日頃から関係を築いておく
  • 具体的に何をお願いしたいのか明確にする
    • 「子どもを迎えに行ってほしい」
    • 「一時的に預かってほしい」
    • 「薬を取りに行ってほしい」など
  • 相手の負担にならない範囲でお願いする
  • 緊急時に備えて、複数の頼れる人を確保しておく

サポートへのお礼の伝え方

助けてもらったら、感謝の気持ちをしっかり伝えましょう。

  • 言葉で直接感謝を伝える
  • お礼状やメッセージカードを送る
  • 小さなお返しや手作りのものを贈る
  • 今度は自分が力になれることを申し出る

病児保育サービスの活用(病児保育室、病後児保育)

自治体や医療機関が提供する病児保育サービスは、働くひとり親の強い味方です。病児保育サービスを利用する際の手続きを知っておきましょう。

病児保育の利用方法(事前登録、医師の連絡票)
  • 事前登録
    • 多くの施設では事前登録が必要
    • 必要書類(保険証のコピー、住民票など)を準備
  • 予約方法
    • 利用前日か当日の朝に電話予約(施設による)
    • 空き状況の確認
  • 医師の連絡票
    • かかりつけ医からの連絡票(診断書)が必要な施設が多い
  • 持ち物
    • 着替え、タオル、おむつ、薬、食事(施設による)
ひとり親家庭への費用補助

病児保育サービスの利用にあたり、ひとり親家庭への支援制度があります。

  • 自治体によって利用料の減免制度がある
  • 児童扶養手当受給者は減免が受けられることが多い
  • 費用の目安:1日2,000円〜3,000円程度
  • 自治体の子育て支援課や病児保育施設に直接問い合わせて確認する

緊急時の連絡体制を整えておく

子どもの急な体調不良に備え、緊急時の連絡体制を整えておくことが重要です。

職場の緊急連絡先

仕事中に子どもの緊急事態が発生した場合のために準備しておきましょう。

  • 上司の直通電話番号とメールアドレス
  • 同僚・代理対応者の連絡先
  • 会社の代表番号と内線番号
  • 緊急連絡網の確認

子どもの学校、保育園の緊急連絡先

子どもが日中過ごす場所の連絡先を把握しておきましょう。

  • 保育園・学校の電話番号
  • 担任の先生の連絡先(可能であれば)
  • 学童保育の連絡先
  • 連絡網の順番と次の連絡先

家族、親戚の緊急連絡先

いざという時に助けを求められる家族や親戚の連絡先リストを作っておきましょう。

  • 両親や兄弟姉妹の連絡先
  • 近くに住む親戚の連絡先
  • 連絡する優先順位を決めておく
  • 緊急時にどのようなサポートが可能か事前に相談しておく

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ひとり親家庭が利用できる支援制度と相談窓口

ひとり親家庭には様々な支援制度があります。経済的な負担を軽減し、子育てをサポートしてくれる制度を積極的に活用しましょう。

経済的な支援制度

子どもの病気に備え、また病気になった時の経済的負担を軽減するための制度を知っておきましょう。

児童扶養手当

ひとり親家庭の生活安定と自立促進を目的とした手当です。

  • 対象者:父または母と生計を同じくしていない子どもを養育している方
  • 支給額:子どもの人数や所得に応じて変動(月額10,160円~43,070円)
  • 申請窓口:住所地の市区町村役場
  • 必要書類
    • 戸籍謄本
    • 所得証明書
    • 振込先口座情報など
  • 所得制限があるため、収入が増えると減額または支給停止になる場合がある

児童手当

子育て家庭全般を対象とした手当で、ひとり親家庭も含まれます。

  • 対象者:中学校修了前の子どもを養育している方
  • 支給額
    • 0~3歳未満:月額15,000円
    • 3歳~小学校修了前:月額10,000円(第3子以降は15,000円)
    • 中学生:月額10,000円
  • 申請窓口:住所地の市区町村役場
  • 所得制限があり、限度額を超える場合は月額5,000円の特例給付がある

ひとり親家庭等医療費助成制度

ひとり親家庭の医療費負担を軽減するための制度です。

  • 対象者:ひとり親家庭の親と子ども(自治体により対象年齢が異なる)
  • 助成内容:医療費の自己負担分の一部または全部を助成
  • 申請窓口:住所地の市区町村役場
  • 所得制限がある場合が多い
子ども医療費助成制度(対象年齢、自己負担額)

子どもの医療費をサポートする制度で、自治体ごとに内容が異なります。

  • 対象年齢
    • 多くの自治体で中学校卒業まで
    • 高校卒業までカバーする自治体も増加中
  • 自己負担額
    • 完全無料の自治体
    • 一部負担金がある自治体(ワンコイン程度)
    • 入院・通院の区別がある場合も
  • 申請をしないと助成が受けられないため、必ず手続きを行う

その他の経済的支援(生活保護、就学援助など)

状況に応じて活用できる制度もあります。

  • 生活保護
    • 最低生活費に満たない場合に受給可能
    • 医療費は全額公費負担(医療扶助)
  • 就学援助
    • 学用品費、給食費、修学旅行費などを援助
    • 小・中学生が対象
  • ひとり親家庭自立支援教育訓練給付金
    • 資格取得のための講座受講料の一部を助成

子育て支援サービス

子どもの看病と仕事の両立を助けるサービスを知っておきましょう。

病児保育、病後児保育

子どもが病気の時に預かってくれるサービスです。

  • 病児保育:病気の回復期に至らない子どもを預かる
  • 病後児保育:病気の回復期にある子どもを預かる
  • 利用方法
    • 事前登録が必要(健康保険証のコピーなど)
    • 利用当日は医師の診断書が必要な場合が多い
    • 前日か当日朝に予約(施設による)
  • 費用:1日2,000円~3,000円程度(自治体による減免制度あり)

ファミリーサポートセンター

地域で子育てを助け合うシステムです。

  • 内容
    • 保育施設などの送迎
    • 一時的な預かり
    • 病児・病後児の預かり(対応可能な会員の場合)
  • 利用方法
    • 会員登録が必要
    • 事前に依頼内容を相談
  • 費用:1時間700円~900円程度(地域による)

ショートステイ、トワイライトステイ

一時的に子どもを預かってくれるサービスです。

  • ショートステイ
    • 宿泊を伴う預かり(最大7日程度)
    • 親の病気、出張、冠婚葬祭などの理由で利用可能
  • トワイライトステイ
    • 夜間(17時~22時頃)の預かり
    • 仕事の都合などで利用可能
  • 利用料:所得に応じた負担(生活保護世帯は無料の場合も)

ひとり親家庭支援センター

ひとり親家庭を総合的に支援する専門の窓口です。

  • 支援内容
    • 生活相談
    • 就業支援
    • 法律相談
    • イベントや交流会の開催
  • 各種支援制度の情報が一か所で得られる貴重な場所

訪問型病児保育(利用方法、費用)

保育スタッフが自宅に来て病児を看護するサービスです。

  • 利用方法
    • 事前に会員登録
    • 利用の予約(可能であれば前日まで)
  • 費用
    • 時間制(1時間2,000円前後)
    • NPOや民間サービスにより異なる
    • 一部自治体では助成制度あり
  • メリット:子どもが慣れた環境で過ごせる、感染リスクが少ない

相談窓口

子どもの健康や子育ての悩みを相談できる窓口を知っておきましょう。

地域の保健センター、保健所(育児相談)

子どもの健康や発達に関する相談ができます。

  • 相談内容
    • 子どもの発育・発達
    • 予防接種
    • 病気予防
    • 食事・栄養
  • 利用方法
    • 電話相談
    • 来所相談(予約制の場合あり)
    • 定期的な育児相談日の利用

子育て支援センター

子育て全般の悩みを相談でき、親子の交流の場も提供しています。

  • 利用できるサービス
    • 育児相談
    • 親子で遊べるスペース
    • 子育て講座
    • 一時預かり(実施している施設の場合)

児童相談所(子育て支援課)

子どもの福祉に関する専門的な相談機関です。

  • 相談内容
    • 子どもの発達や性格に関する相談
    • 非行や問題行動
    • 虐待や養育環境
  • 連絡先:全国共通ダイヤル 189(いちはやく)

ひとり親家庭支援団体

同じ立場の人々が集まり、情報交換やサポートを行う団体です。

  • 活動内容
    • 交流会・イベントの開催
    • 情報提供
    • ピアカウンセリング
    • 学習支援
  • 同じ境遇の人と知り合うことで精神的な支えになる

小児救急電話相談(♯8000)

子どもの急な病気やケガについて、医師や看護師に電話で相談できるサービスです。

♯8000の利用方法とメリット(相談時間、相談内容)
  • 利用方法
    • 電話で「♯8000」にダイヤル
    • プッシュ回線以外は各都道府県の専用番号を利用
  • 相談時間
    • 都道府県により異なる(多くは夜間・休日)
    • 主に19時~翌朝8時頃までが多い
  • 相談内容
    • 子どもの症状の緊急性の判断
    • 家庭での対処法
    • 医療機関を受診すべきかのアドバイス
  • メリット
    • 24時間対応(地域による)
    • 専門家に無料で相談できる
    • 不要な受診を減らせる

小児救急WEBサイト(オンラインQQ)

インターネットで子どもの症状から対応を調べられるサイトです。

  • 活用方法
    • 症状から対応方法を検索
    • 地域の救急医療機関を探す
    • 病気の知識を得る
  • 代表的なサイト
    • 「子ども医療電話相談事業(#8000)」公式サイト
    • 各都道府県の小児救急サイト

子ども医療アプリ(オンライン診療)

スマートフォンで医師に相談・診療を受けられるサービスです。

  • 特徴
    • 自宅にいながら医師に相談できる
    • 一部の薬は処方箋もオンラインで受け取り可能
    • 子どもの移動による負担が少ない
  • 利用方法
    • アプリをダウンロード
    • 会員登録
    • 診療予約
  • 費用:保険適用の場合は通常の診療と同様の自己負担

育児・看病相談サイト(ママリQ、ベビーカレンダーなど)

子育てや看病に関する情報を得たり、相談したりできるサイトです。

  • 活用方法
    • Q&Aで他の親の経験談を参考にする
    • 専門家のコラムで知識を得る
    • 自分の悩みを質問して回答を得る
  • 注意点情報の信頼性を確認し、医学的なアドバイスは医療専門家に相談する

公的制度

小児慢性特定疾病医療費助成

慢性的な疾病を抱える子どもの医療費を助成する制度です。

  • 対象疾病
    • 悪性新生物
    • 慢性腎疾患
    • 慢性呼吸器疾患
    • 慢性心疾患
    • 内分泌疾患 など約760疾病
  • 対象年齢:18歳未満(継続の場合は20歳未満まで)
  • 助成内容:医療費の自己負担上限額を設定(世帯所得により異なる)
  • 申請窓口:都道府県、指定都市、中核市の保健所

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ひとり親家庭の子どもの心のケア|病気の時の不安を和らげる

子どもは病気の時、身体的な苦痛だけでなく心の不安も感じています。特にひとり親家庭の子どもは、「親に迷惑をかけている」という気持ちを抱きやすいものです。心のケアも大切にし、心身の回復をサポートしていきましょう。

子どもの不安に寄り添う言葉かけとコミュニケーション

言葉をかけられることで、子どもは自分の気持ちが理解されていると感じ、安心感を得ることができます。病気の子どもに対する適切な言葉かけは、回復を早める力になります。

共感する(「つらいね」「しんどいね」)

まずは子どもの気持ちを受け止め、共感することが大切です。「痛い」「つらい」と感じている子どもに対して、親がその気持ちを認め、共感することで子どもは安心します。

  • 「熱があるとつらいよね」
  • 「のどが痛くて食べにくいんだね」
  • 「お腹が痛くてしんどいんだね」
  • 子どもの感情をそのまま言葉にすることで、理解されていると感じる

励ます(「大丈夫だよ」「そばにいるよ」)

子どもが不安を感じているときには、励ましの言葉をかけることで安心感を与えることができます。「大丈夫だよ」「心配しないでね」などの言葉で不安な気持ちを和らげ、子どもを支えていきましょう。過度に心配している様子を見せないことも大切です。

  • 「大丈夫だよ、ママ/パパがそばにいるからね」
  • 「薬を飲めばきっと良くなるよ」
  • 「ママ/パパも一緒に頑張るからね」
  • 過度に心配している様子は見せないよう気をつける

安心させる(「必ず良くなるよ」「一緒に頑張ろう」)

病気の回復には希望を持たせることが大切です。「必ず良くなるよ」や「一緒に頑張ろう」といった言葉で、子どもに前向きな気持ちを与えましょう。前向きな言葉をかけることで、子どもの気持ちが楽になり、回復が早く進むことがあります。

  • 「必ず良くなるから心配しないでね」
  • 「お熱もだんだん下がってきているよ」
  • 「みんなもこういう時があるけど、すぐに元気になるよ」
  • 「お医者さんからもらったお薬を飲めば、きっとすぐ良くなるよ」

病気の子どもとの過ごし方|遊びやリラックス方法

病気でも子どもはできる範囲で楽しみたいものです。体調に合わせた遊びやリラックス方法を取り入れながら、過ごし方を工夫しましょう。

絵本の読み聞かせ、お絵かき、折り紙

静かに楽しめる遊びは、体力を使わずに気分転換になります。お絵かきや折り紙などの簡単な作業で、子どもの気持ちをリラックスさせましょう。<

  • お気に入りの絵本の読み聞かせ
  • 寝たままでもできるお絵かき
  • 簡単な折り紙
  • 熱がある時は頭を使う遊びは控えめに

音楽鑑賞、DVD鑑賞

リラックスできる音楽や好きな映像作品も効果的です。長時間の視聴は避け、適度に休憩を入れながら過ごしましょう。

  • 穏やかな音楽を流す
  • お気に入りのアニメやDVD
  • 長時間の視聴は控え、短時間で区切る
  • 目の疲れに注意

抱っこ、スキンシップ

親の温もりは、子どもにとって最高の安心感を与えます。体調に合わせて、負担にならない範囲でスキンシップをとりましょう。

  • 優しく抱きしめる(熱がある時は短時間で)
  • 手や背中をさする
  • 一緒に横になる
  • 髪をなでる

アロマテラピー、マッサージ

アロマテラピーやマッサージはリラックス効果を高めます。リラックス効果のある香りを使ったり、優しくマッサージをしたりすることで、心地よく過ごすことができます。

  • ラベンダーやカモミールなどリラックス効果のある香り
  • 手や足の優しいマッサージ
  • 背中や肩のさすり
  • アロマオイルは子どもの肌に直接つけず、拡散器を使用する
  • 使用前に医師に確認するのが安心

ひとり親自身のストレスケアも忘れずに

ひとり親は子どもの看病に加え、家事や仕事の負担も一人で抱えがち。自分自身のケアも大切にしましょう。

休息時間の確保(睡眠、休息)

ひとり親は休息を取る時間を確保することが難しいかもしれませんが、心身の健康を保つためには質の良い睡眠や休息が不可欠です。疲れが溜まると判断力も低下してしまいます。できる範囲で休息を取りましょう。

  • 子どもが寝ている間に横になる
  • 可能なら交代で見てくれる人に頼む時間を作る
  • 家事は必要最低限に絞る
  • 短時間でも質の良い睡眠を心がける

リフレッシュ方法(趣味、運動、入浴)

日々の忙しさから少しでも解放される時間を作ることで、ストレスを軽減することができます。短時間でもリフレッシュできる方法を見つけておきましょう。

  • 子どもが寝た後の趣味の時間
  • お気に入りの音楽を聴く
  • ストレッチなど軽い運動
  • アロマバスや半身浴でリラックス

相談できる相手を見つける(家族、友人、専門機関)

悩みや不安を一人で抱え込まず、話せる相手を作っておきましょう。周囲にサポートを求めることで、自分の負担を軽くし、より良い状態で子どもに向き合うことができます。

  • 家族や友人に電話やメッセージで気持ちを伝える
  • 同じひとり親の知り合いと情報交換
  • SNSの同じ境遇の人々とのコミュニティ
  • 必要に応じて専門機関(ひとり親支援センターなど)に相談

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ひとり親家庭の病気予防|今日からできること

子どもが病気になってから対応するだけでなく、日頃からの予防が大切です。予防をすることで病気にかかるリスクを減らし、家庭全体の健康を守ることができます。特にひとり親家庭では、子どもの病気予防が家庭の安定につながります。

規則正しい生活習慣を身につける

子どもが健康に成長するためには、規則正しい生活習慣が欠かせません。日々の生活の中で、基本的な生活習慣をしっかりと身につけることが大切です。親自身が健康を維持しつつ、子どもと一緒に生活習慣を整えることが、健康を守る上での大きなポイントになります。

バランスの取れた食事

忙しい日々の中でも、栄養バランスに気を配ることは重要です。食事は健康に直結しており、必要な栄養素をしっかり摂取することが病気予防につながります。

  • 主食・主菜・副菜をバランスよく
  • 野菜や果物を毎日取り入れる
  • タンパク質(肉、魚、卵、大豆製品)を適量摂取
  • 時間がない時のための簡単レシピをストックしておく
  • 週末に作り置きをする習慣を

十分な睡眠

質の良い睡眠は免疫力をアップさせる基本です。十分な睡眠時間を確保することで、体がしっかりと回復し、日々の活動に必要なエネルギーを蓄えることができます。

  • 年齢に応じた睡眠時間を確保(幼児10〜13時間、小学生9〜11時間、中高生8〜10時間)
  • 毎日同じ時間に寝起きする習慣をつける
  • 寝る1時間前はスマホやゲームを控える
  • 寝室は静かで暗く、快適な温度に保つ

適度な運動

体を動かすことで免疫機能が活性化し、子どもの体力が向上します。親子で一緒に運動をすることで、運動習慣が自然に身につき、家族の絆も深まります。

  • 毎日30分程度の外遊びや運動
  • 親子で一緒にウォーキングやストレッチ
  • 天気の良い日は公園で体を動かす
  • 家事を子どもと一緒に行い、活動量を増やす

感染症予防対策を徹底する

季節性の感染症から子どもを守るための対策を習慣づけましょう。

手洗い、うがい

最も基本的で効果的な予防策です。

  • 外出から帰ったら必ず手洗い・うがい
  • 食事前、トイレの後も忘れずに
  • 石鹸で30秒以上かけて丁寧に洗う習慣をつける
  • 小さな子どもには歌を歌いながら楽しく手洗いを教える

マスクの着用

感染症が流行する時期には効果的です。

  • 人混みや公共交通機関では着用
  • 子どもの年齢に合ったサイズを選ぶ
  • 長時間の着用は避け、適宜休憩を
  • 使い捨てマスクは毎日交換

予防接種(定期接種、任意接種)

予防接種は感染症予防の強力な味方です。

  • 定期接種
    • BCG、四種混合、MR(麻疹・風疹)、日本脳炎など
    • 接種スケジュールを確認し、期限内に受ける
  • 任意接種
    • インフルエンザ、ロタウイルス、おたふくかぜなど
    • 子どもの状況や地域の流行状況に応じて検討
予防接種の公費負担

予防接種を受ける際には、経済的負担を軽減する制度も活用しましょう。

  • 定期接種は原則無料
  • 任意接種も自治体によっては助成制度がある
    • インフルエンザワクチン(一部または全額助成)
    • ロタウイルスワクチン(定期接種化されました)
  • 自治体の広報やウェブサイトで最新情報を確認する

部屋の換気、加湿

室内環境も感染症予防に重要です。特に冬場には乾燥した空気がウイルスを拡散させやすくなるため、加湿器を使って湿度を保つことが大切です。

  • 1日数回、窓を開けて換気する
  • 冬場は加湿器などで湿度40〜60%を保つ
  • 空気清浄機の活用も効果的
  • 掃除をこまめに行い、ホコリを減らす

ストレスを溜めない生活を心がける

ストレスは免疫力を低下させます。子どもも親も心の健康を大切にしましょう。

リラックスできる時間を作る

日常の中にほっとする時間を意識的に作りましょう。

  • 家族の団らんの時間を大切に
  • 週末は自然の中で過ごす時間を
  • 子どもの好きなことを一緒に楽しむ
  • 笑顔で過ごす時間を増やす工夫を

悩みや不安を相談できる相手を見つける

子どもも大人も、気持ちを話せる相手が必要です。

  • 子どもの話をしっかり聞く時間を作る
  • 親自身も信頼できる相談相手を持つ
  • ひとり親サークルなどのコミュニティに参加する
  • 必要に応じて専門家(カウンセラーなど)に相談する勇気を持つ

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ひとり親家庭の防災対策|病気と災害の備え

災害時には医療機関へのアクセスが制限されることがあります。特にひとり親家庭は、普段から災害時の健康管理について準備しておくことが重要です。

非常用持ち出し袋の準備

子どもがいる家庭特有の備えを含めた非常用持ち出し袋を用意しましょう。

医薬品、救急用品(解熱剤、経口補水液、常備薬)

災害時に必要な医薬品は特に重要です。以下に具体的な例をあげます。

  • 基本的な医薬品
    • 解熱鎮痛剤(子ども用・大人用)
    • 経口補水液(OS-1など)または作り方の説明書
    • 胃腸薬、整腸剤
    • 絆創膏、消毒液
  • 子ども特有の医薬品
    • 子ども用咳止め
    • 熱性けいれん用の座薬(処方がある場合)
  • 常備薬
    • 処方薬(喘息、アレルギー、その他持病の薬)
    • 少なくとも3日分を用意
  • 定期的に使用期限をチェックし、更新する

食料、飲料水

子どもの年齢に合わせた食料を準備しましょう。

  • 飲料水:1人1日3リットル×3日分
  • 子ども向け食品
    • レトルトの離乳食
    • 粉ミルク、液体ミルク
    • アレルギー対応食品(必要な場合)
  • 家族全員用
    • レトルト食品、缶詰
    • お菓子、チョコレート(エネルギー補給用)
    • 調理不要の食品

衣類、防寒具

季節や子どもの成長に合わせて更新しましょう。

  • 下着、靴下
  • 長袖・長ズボン
  • 薄手の毛布やブランケット
  • 雨具(ポンチョタイプが便利)
  • 子どもの成長に合わせて定期的に入れ替え

貴重品、現金

必要な書類や現金を用意しておきましょう。

  • 健康保険証のコピー
  • お薬手帳のコピー
  • 母子手帳(予防接種歴確認のため)
  • 現金(公衆電話用の小銭も含めて)
  • 家族の写真(はぐれた時の確認用)

その他(懐中電灯、ラジオ、携帯充電器など)

その他必要なものもリストアップしておきましょう。

  • 懐中電灯(手回し式がおすすめ)
  • 携帯ラジオ
  • モバイルバッテリー
  • ウェットティッシュ、消毒シート
  • マスク
  • 生理用品
  • 子どものお気に入りのおもちゃや絵本(精神的安定のため)

避難場所、避難経路の確認

災害時にどこへ避難するか、家族で事前に確認しておきましょう。

地域のハザードマップの確認

お住まいの地域の災害リスクを把握しておきましょう。

  • 自治体のウェブサイトでハザードマップを確認
  • 浸水想定区域、土砂災害警戒区域などを確認
  • 最寄りの避難所の場所と経路を確認
  • 複数の避難経路を事前に検討しておく

家族との連絡方法の確認

災害時の連絡方法を家族で共有しておきましょう。

  • 災害用伝言ダイヤル(171)の使い方
  • 災害用伝言板サービスの使い方
  • 集合場所の決定(第二候補まで)
  • 別居している家族との連絡方法

防災訓練への参加

実際に体験することで、災害時の行動が身につきます。

  • 地域の防災訓練に親子で参加
  • 避難所の場所と行き方を子どもと一緒に確認
  • 家庭内での避難訓練(地震の際の身の守り方など)
  • 持ち出し袋の中身を子どもにも知らせておく

リスクと注意点

子どもの病気への対応で注意すべきポイントをまとめました。

重症サインの見逃し(意識障害、けいれん、呼吸困難)

以下のような重症サインを見逃さないように注意しましょう。

  • 呼びかけに反応しない、意識がはっきりしない
  • 5分以上続くけいれん
  • 呼吸が速い・苦しそう・肩で息をする
  • 唇や爪が青白い・灰色になる
  • これらの症状がある場合は迷わず救急車を呼ぶ

在宅ケアのし過ぎ(受診の遅れ、悪化のリスク)

自宅での対応に固執せず、適切なタイミングで受診しましょう。

  • 高熱が2-3日以上続く場合
  • 症状が良くならない、または悪化する場合
  • 水分がとれない状態が続く場合
  • 明らかに苦痛が強い場合
  • 「様子を見よう」と思っても不安が強い場合は受診を

看病する側の疲弊(ひとり親のストレス、サポートの必要性)

ひとり親は自分の限界を知り、サポートを求めることも大切です。

  • 24時間の看病は一人では限界がある
  • 自分の体調も優先することが長期的には子どものため
  • 無理せず周囲に助けを求める
  • 利用できるサービス(病児保育など)を積極的に活用

感染症の二次感染(家族内感染、予防対策)

感染症の場合、家庭内での拡大予防も重要です。

  • 手洗い、マスクの徹底
  • タオルや食器の共用を避ける
  • こまめな換気
  • よく触れる場所(ドアノブ、スイッチなど)の消毒
  • 親が感染すると家庭機能が著しく低下するため、特に注意

成功事例と失敗事例

子どもが病気になったとき、親としてどのように対応するかが非常に重要です。特に、働きながら子どもの看病をする際は、うまくバランスを取ることが求められます。実際のケースから学ぶことで、同じような状況に直面した時に、より効果的な対応ができるようになります。今回は、病気の際の対応における成功事例と失敗事例を紹介し、各ケースのポイントを紹介します。

成功事例(迅速な対応、♯8000の活用、病児保育の利用)

うまく乗り切った事例から学びましょう。これらの成功事例では、適切なタイミングでの行動や利用可能な支援をうまく活用したことがポイントです。

  • 事例1:迅速な対応
    • 子どもの発熱にすぐに気づき、体温管理と水分補給を徹底
    • 仕事と看病の両立のため、上司に早めに相談し在宅勤務を調整
    • 症状を細かく記録し、受診時に医師に正確に伝えられた
  • 事例2:♯8000の活用
    • 夜間の発熱で不安になったが、♯8000に相談して適切なアドバイスを受けられた
    • 翌朝までの対応方法が分かり、安心して看病できた
  • 事例3:病児保育の利用
    • 事前に登録しておいた病児保育を利用し、大切な仕事を休まずに済んだ
    • 安心できる環境で子どもも落ち着いて過ごせた

失敗事例(脱水症状、様子見すぎ、民間療法、受診控え)

失敗から学ぶことも大切です。これらの失敗事例では、初期対応が遅れたり、誤った方法で対処した結果、大きな問題になったことが反省材料となります。

  • 事例1:脱水症状
    • 嘔吐と下痢が続いていたが、水分補給の重要性を軽視
    • 結果的に脱水症状が進行し、救急受診となった
    • 教訓:消化器症状がある場合は少量頻回の水分補給が重要
  • 事例2:様子見すぎ
    • 「仕事を休めない」という思いから受診を先延ばしに
    • 症状が悪化し、長期の入院治療が必要になった
    • 教訓:早期受診・早期治療が結果的に休む期間を短くする
  • 事例3:受診控え
    • 医療費の心配から受診を控えていた
    • 子ども医療費助成制度を知らなかった
    • 教訓:利用できる支援制度を事前に確認しておく

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まとめ|ひとり親家庭のピンチを乗り越えるために!子どもと自分の健康を守り、周囲のサポートも活用しよう!

ひとり親家庭で子どもが病気になることは大きなチャレンジですが、適切な知識と準備、そして周囲のサポートを活用することで乗り越えられます。この記事でご紹介した対応策や支援制度を参考に、お子さんと自身の健康を守りましょう。

  • 子どもの病気のサインを早期に発見し、適切な対応をすることが大切です
  • 家庭での看病は安静・水分補給・清潔保持がポイントです
  • 仕事と看病の両立には職場の制度活用と周囲のサポートが重要です
  • ひとり親向けの支援制度(児童扶養手当、医療費助成など)を積極的に活用しましょう
  • 子どもの心のケアと同時に、親自身のストレスケアも忘れないでください
  • 規則正しい生活習慣と感染症対策で病気を予防することが最善の対策です
  • 災害時の備えも含めた総合的な対策を立てておくと安心です

一人で抱え込まず、使える制度やサービスを最大限に活用しましょう。地域の支援窓口やひとり親支援団体に相談することで、新たな解決策が見つかるかもしれません。あなたとお子さんの健康と笑顔のために、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。


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この記事を書いたのは

ペアチルライターチーム

ひとり親限定のトークアプリ「ペアチル」ライターチームです。家計・仕事・子育て・家事など、ひとり親の方の生活に役立つ情報をお届けしていきます。

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