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コラム

2023.09.11

【実体験】ひとり親にとって資格は必要?私のケースや資格取得支援制度4つおすすめの資格7選を紹介!

こんにちは!現在離婚調停中の0歳児を育てるシンママ予備軍の「はのたる」です。

みなさんは現在のご自身の働き方に満足していますか?

ご自身の資格やスキルを十分に使いこなせていますか?

(私は全く使えておりません笑)

今回のテーマ「ひとり親が有している資格」について厚生労働省の調査報告をもとに解説していきたいと思います!(令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告 ‐ 以下 ひとり親世帯調査 ‐ )


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ひとり親のみなさん、どんな資格をもっていますか?

ひとり親世帯調査では、母子世帯と父子世帯を分けて調査しているようでしたので、それぞれについて分けてみていきましょう。現状どれくらいのひとり親が資格を持っているのでしょうか。

まず母子世帯では、現在就業している母子世帯の母で現在資格を有していると回答があった割合は65.0%となっています。そのうち、その資格が現在の仕事に役立っていると回答した者の割合は67.0%でした。

一方父子家庭では、現在就業している父子世帯の父で現在資格を有していると回答があった割合は57.6%となっています。

そのうち、その資格が現在の仕事に役立っていると回答した者の割合は81.8%でした。

私はこの数値を見て、「もしかして…?」と思った点があります。

” その資格が現在の仕事に役立っているか ” のところで、母子世帯(65.0%)と父子世帯(81.8%)割合にひらきがあるのが分かります。

このひらきが、母子世帯と父子世帯の平均年間収入の差に少なからず影響を与えているのではないか?と思ったのです。

このひとり親世帯調査では、ひとり親世帯の令和2年の年間収入も公表されていますが、母子世帯と父子世帯で平均年間収入にかなりの差があることをみなさんご存知でしょうか?

母子世帯の母自身の平均年間収入は272万円に対し、父子世帯の父自身の平均年間収入は518万円と報告されています。

私個人的には衝撃の差でした…もちろんひらきがあるだろうとは想像できますが、まさか父子世帯が母子世帯の倍近くだとは。

だからこそ、このような大きなひらきになったのも「資格が活きているか否か」が大なり小なり影響を与えているのではと思ったのです。

複合的な要因を一旦おいて「え、労働基準法4条で男女同一賃金の原則定められていてもこんなに差がつくの⁉」と私の心の中。(大学時代ジェンダー専攻だったため気になっちゃうのです笑)

では次に、どんな種類の資格をお持ちなのかみていきたいと思います。

ひとり親世帯調査によると、資格の種類別にみてみると「役に立っている」と回答があった資格のうち、高いほうから「理学療法士」が100.0%、「准看護師」が96.9%、「看護師」が96.0%、「介護福祉士」が87.3%となっています。

やはり広く医療系は強いですね!

ひとり親世帯調査では、具体的な資格の種類に対しての調査は母子世帯の数値しか出ていませんでした。そのため母子世帯の母の資格の有無と役立っているか否かを紹介していきます。

以下は母子世帯の資格ごとの保有者数、その資格が役に立ったかの割合の図です。

(出典:厚生労働省「令和3年度全国ひとり親世帯等調査結果報告」よりペアチル作成)

事務職系の資格をお持ちの方が割と多いのかな?と個人的に推測していたのですが、やはり簿記やパソコン(MOSやITパスポートもここに入っているのかな?)の資格をお持ちの方は相対的に多くみられましたね。

どの資格においても全体として、これらの資格を持っている方の少なくとも約半数が役に立っていると答えているのが分かりますね。その点において資格があるというのは強みになるのではないでしょうか。

資格保有だが資格と関係ない職についている実際のケース

一方で、資格が役に立っていないと回答されている方も一定数いるのが分かりますね。

せっかく強みになる資格を持っているのに、実際活かされていないという方もいらっしゃいますよね。まさしく私も同じ状況です。

私のケースではありますが、次の項でなぜ資格とは関係のない職についているかお話していきたいと思います。

教員免許は持っているが教職ではない、むしろ就きなくない?!(私のケースを記載)

私は中学と高校の第一種教員免許を持っています。ちなみに免許状は中学社会と高校地歴と高校公民の3つです。しかし、これまで教職関連に就いたことはありません!

ではなぜ、私が教員免許を取得したのか少しお話させてください。

もともと教員になりたくて免許を取得したわけではありませんでした。私の出身大学は、教員免許が取れるいわゆる教育学部がありませんでした。

しかし教職課程に属すれば教員免許取得が可能でした。ですが!教育学部で教免を取る正規ルートではないため、卒業単位としては認められないのです!泣

これがなかなかの地獄で何度も途中で辞めようとしました(特に4年次は就活と教育実習と教職課程の指導案作成&模擬授業まつりで死にかけていました!笑)。

教職課程履修者はこれとは別にメインの所属コースの勉強もあるので、実際最後まで残る学生はスタート時の1/4くらいでした。

教員志望ではない私でしたが、どうしても取得したい理由がありました。

私自身も母子家庭育ち

私自身も母子家庭育ちです。両親(どちらも教員)が私中2弟小6のときに調停離婚しました。高校・大学進学と教育費がこれから金銭的にキツくなっていくという時に母はシンママになりました。

そういった背景もあったため、実家から通える県内国公立大学への進学をしなくては!と強く思っていました。

しかし思うようにはいかず、県外私立大学へ進学することとなりました(ホント母ちゃんすまない…の念です)。

高校時代からジェンダーについて強い興味を持ち始め、大学の卒論ではひとり親家庭支援についてを書きたい!と考えていたため、ジェンダー(とりわけ女性学)のエキスパートがいる大学を選びました(返還義務のない給付金特待生に受かったため大学から少しの援助を受けられたのは助かりました…)。

母は、常々私と弟に「一度きりの自分の人生、好きなこと、やりたいことを自分で選んでなんでもやるがいい!」と言ってくれていたので、金銭的に厳しかった中ですが留学にも行かせてくれました(のちに聞いたのですが、母子家庭だからって絶対にあきらめさせたくなかった、と言ってくれました)。

そのため、せっかく母がこんなに整った環境を作ってくれたのだから、この大学生活でやれることはなんでもやりたい!むしろやらないと損じゃん!と思い、大学でしか出来ないことの中に、”資格取得”があるということに気づき、教員免許取ろう!と決意しました。

もちろん両親が教員だったことも影響は受けていますが、こんなブラック仕事、絶対私にはできない!とも思っていました(笑)

でもリアルな話になりますが、母子家庭になっても母が唯一助かったと言っていたのは、公務員ということもあり銀行等でお金を借りやすかったのはありがたかったみたいです。

将来何があるか分からないし、いつか困った自分を助けることができるのであればという思いからも教員免許取得は損ではない!と思ったのです。

そして!実際私も思いがけず母子家庭の母になりかけています(現在離婚調停中なので笑)。

私は大学卒業後半導体関連のメーカーに就職しました。事務職で経理の仕事をしています。

え、大学時代の学び全然かすってないじゃん!ですよね(笑) 

当時は大学院に進むかも迷ったのですが、弟も大学進学していたこともあり金銭的に余裕もなかったこともあり、就職することにしました。

経済的自立を早くするためにも盤石地盤な業界ということで化学業界を選びました。とても人間関係も福利厚生も良い会社に就職し辞めたくないのですが、この離婚を機に辞めざるを得ない状況になっている現在です。

教員免許、今こそ使うとき?

地元ではない県外就職したため、地元にUターンしようと思っています。地元に帰らない選択をすると、実家も遠く完全なるワンオペ育児でフルタイム勤務になるため、それは限界があるのかな、と感じています。結局しわ寄せは弱い立場である子どもに行ってしまうことも分かっています…

地元に帰るとなると、転職活動が必要になります。そこでこの資格取得が活きる可能性が出てきました。しかし現状本採用の教員は仕事量も多く、家に持ち帰ってやらざるを得ない業務もあります(両親がそうでした)。

加えて中学高校教員は部活動指導もあります。現状私は再婚の意思は皆無で、この子が最初で最後の育児だと覚悟して大事に育てているので、仕事よりも育児!の思いは強く、とてもじゃないけど日中ほかのお子さんの命を預かる教員は私には荷が重すぎると感じています。

本採用教員になれたら、正直子ども一人なら、もしかしたら私ひとりでもたいそうな苦労をしなくてもなんとか育てていけるかもしれません。

しかし、私にはまだ仕事に重きを置く働き方を選択できる覚悟がありません。。

もしかしたら、私と同じように資格を持っているけど、仕事と育児の比重を考えてあえて資格を使わない職に就いていらっしゃるひとり親さんもいるのではないでしょうか。

悩みますよね。

こっちを選んだらこうだろうし、あっちを選んだらああだろうし。

といったように頭の中で今後についてぐるぐるぐるぐる。

実際選んでまだ行動に出てはいるわけではないので、その先は誰にもわかりません。

どういう結果になったとしても、なにが正解か、はないと思っています。

もし、やってみて「やっぱりこっちじゃなかったかな」と思ったら、いくらだって方向修正可能であるとも信じています。

(でもそれがときに難しいこともあるのも重々承知です…だから悩むのですよね泣)

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ひとり親資格取得支援制度について

資格取得を目指すひとり親のみなさんを対象に公的な支援があることは、みなさんすでにご存じかもしれません。公的な支援策の紹介はもちろん、どんな内容なのか自分は対象に入るのか?など掘り下げてみていきましょう!

高等職業訓練促進給付金とは

高等職業訓練給促進付金とは、ひとり親の方が資格取得を目指して修業する期間の生活費を支援する制度です(厚生労働省HPより)。

対象となる方は訓練開始日以降、以下の2点どちらにも該当する方となっています。

・児童扶養手当の支給を受けているか、同等の所得水準(※1)にある方

 ※1 例 お子さんが1人の場合、1年間の収入が365万円未満

・養成機関において、6か月以上のカリキュラムを修業し、対象資格の取得が見込まれる方

支給内容は、訓練期間中、月額10万円(住民税課税世帯は月額7万500円)支給され、さらに訓練を受けている最後の1年間は支給額は4万円増額されます。また、訓練終了後は5万円支給されます(住民税課税世帯は2万5,000円)。

対象となる資格は、就職の際に有利となる資格で、養成機関において6か月以上修業するものとされています。

例として、看護師、准看護師、保育士、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、調理師、製菓衛生師等の国家資格やシスコシステムズ認定資格、LPI認定資格等のデジタル分野等の民間資格とされています(詳細は厚生労働省HPでご確認ください)。

この制度はスキルアップを望むひとり親の方にとってはとてもありがたい制度ではないでしょうか!スクールに通っている間、生活費が保障されるのは非常に心強いものです。

しかし、児童扶養手当の支給ないしそれと同等額というところで対象から外れてしまう方も多いのではないでしょうか。実際残念ながら今のところ私も対象外になりそうです(無事離婚成立した後)。

教育訓練給付とは

教育訓練給付とは、在職中の方、または原則離職後1年以内の方で、健康保険の被保険者期間が3年以上(はじめて教育訓練給付を受給する場合は、専門実践教育訓練であれば2年以上、それ以外の訓練であれば1年以上)の方が、厚生労働大臣が指定する教育訓練を受講する場合に支給されます。給付対象となる教育訓練はレベルに応じて以下の3種類があります。

・専門実践教育訓練で受講費用の50%(年間上限40万円)受講中6カ月ごとに支給されます。

 →特に労働者の中長期的キャリア形成に資する教育訓練

・特定一般教育訓練で受講費用の40%(上限20万円)が訓練終了後に支給されます。

 →特に労働者の速やかな再就職および早期のキャリア形成に資する教育訓練

・一般教育訓練で受講費用の20%(上限10万円)が訓練終了後に支給されます。

 →その他の雇用の安定・就職に資する職業訓練

これはひとり親に限定された支援ではないようですが、高等職業訓練給付の対象に入らなかった方など、使えそうです。対象の講座は約1万4,000講座あるようで、オンラインで受講できる講座や、夜間・土日に受講できる講座もあり、働きながら受講できる点もありがたいのではないでしょうか!

また、パートやアルバイト、派遣労働者も対象であるみたいです。加えて大学院や大学、専門学校などの課程も対象であるのが個人的には魅力的でした!

自立支援訓練給付金とは

母子家庭の母または父子家庭の父の主体的な能力開発の取り組みを支援するもので、対象教育訓練を受講し、修了した場合にその経費の60%が支給されます。

下限は1万2,001円、上限は(1)雇用保険の一般教育訓練給付または特定一般教育訓練給付の対象となる講座を受講した場合、最大20万円(2)雇用保険の専門実践教育訓練給付の対象となる講座を受講した場合、修学年数×40万円、最大160万円支給されます。

支給については受講前に都道府県からの講座の指定を受ける必要がありますので、必ず事前にお住まいの市町村に相談する必要があるようなのでご注意ください。

対象は母子家庭の母または父子家庭の父であり、現に児童20歳に満たない者を扶養し、以下の要件を満たす方とされています。

・児童扶養手当の支給を受けているかまたは同等の所得水準にあること

・就業経験、技能、資格の取得状況や労働市場の状況などから判断して、当該教育訓練が適職に就くために必要であると認められること

対象となる講座は、雇用保険制度の教育訓練給付の指定教育訓練講座と、その他都道府県等の長が地域の実情に応じて対象とする講座となっているようなので、各自ご確認の必要があるみたいですね。

そして!この自立支援訓練給付金と高等職業訓練促進給付金は併用できるようです!!

しかし、各市町村の予算によって給付金の枠が決まっているため、上限に達する前に申請できると良いみたいです。総じて、窓口に足を運び直接確認するのが良さそうです。

求職者支援制度とは

求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です(厚生労働省HPより)。

訓練開始前から、訓練期間中、終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートしてくれます。

条件としては、離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが対象です。仮に給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講することが可能なようです。こちらもひとり親に限らない制度です!

また、2023年4月1日より制度内容が見直され、要件の緩和や支給対象の拡大など、より利用しやすくなったようです!

制度見直し後では、働きながら訓練を受講しやすくなったことや、親や配偶者と同居していても給付金が受給しやすくなったみたいです。

さらに、育児や介護等で急に出席が困難になった場合でも、訓練実施日の2割までは(欠席理由を証明できなくても)欠席が認められるようになったりと、柔軟度が上がったようです。

交通費支給要件の拡大もあり、さらにありがたい制度になっているのではないでしょうか。

学べる分野の幅が広いことも魅力的です!以下、分野とコース例(抜粋)です。

分野名コース
デジタル事務系コース、WEBデザイン系コース、IT(プログラミング)コース
医療医療事務コース、事務コース
ITソフトウエアプログラマー養成コース、ネットワークエンジニアコース
デザインWEBクリエイター養成コース、フラワーデザイナー養成コース

託児サービスが利用可能なコースや、育児等と両立しやすい1日3時間のコース等もあり、ただの制度で終わっていない、利用者目線の良い制度ではないかと感じます!

いずれの制度にしても、せっかく挑戦されるのであれば、是非機会をモノにしていただきたいと思うので、どうかご無理なさらずご自身の体調や状況に合わせてじっくり選んでみてはいかがでしょうか。

なかなか選択肢は多いようです(^^)

おまけ ~マザーズハローワークとは~

母親向けになりますが、ひとり親のみなさんの中には知っている方、すでにご利用されたことがある方もいらっしゃることと思います。

マザーズハローワークとは、全国各地にある、お子様連れでも利用しやすい環境で、きめ細やかな就職支援を行っている施設です。

マザーズハローワークは21ヶ所、ハローワーク内に設置されているマザーズコーナーは185ヶ所と全国200ヶ所以上に設置されている公的機関。

子育てしながら仕事を探している方に寄り添い、就職率は90%と非常に心強い存在ではないでしょうか。

おもちゃや絵本のあるキッズコーナーやベビーカーを隣に置けるゆったりした相談スペースなど、子連れでも安心できる環境で相談できる点も魅力だと感じました。

入園前の未就学児がいらっしゃる方など「このためだけに有料で預けるのはちょっと…」と思う方にとってはよりありがたいかもしれませんね。現在育児休業中の私もとても助かる!と感じます。

また、就職相談だけでなく、面接対策やパソコン講習などの就職に役立つセミナーの開催も行っているようです。

そのほか、保育所など子育てに関する情報提供もしてくださるようで、なかなかの寄り添い度だと思います。気になった方はぜひお近くのマザーズハローワークを調べてみてはいかがでしょうか。

ひとり親に人気の資格は?おすすめは?

いざ資格取得に挑戦!と立ち上がっても、さあどの資格取得に挑戦しましょうか?

以前よりなりたい職業や憧れの職業があれば良いですが、まだ具体的にどの職業に就こうか、どの資格を取ろうか悩んでいる方に私個人的におすすめを紹介させてください!

また最近個人的に気になっている、公的な支援を取り入れながらシンママの資格取得を応援する民間の取り組みについても触れていきたいと思います。

おすすめ資格①「歯科衛生士」

ひとり親のみなさんが大事にされていることのひとつに ” 子どもと過ごす時間をしっかり確保できるかどうか ”があるのではないでしょうか。

医療系でありながら夜勤がない、土日出勤がない点でとても魅力的だと思います。平均年収は360万円ほどと決して高くはありませんが、国家資格であるため安定しています。

求人が多い傾向にあり、働く場所や時間を選びやすい傾向にあるようです。しかし、少なくとも3年は養成機関に通う必要があるため、取得までの道のりは長いかもしれません。

おすすめ資格②「栄養士」

ひとつの資格で多種類の働く場を選べる!栄養士(管理栄養士も)の活躍できる場は多岐にわたります。

学校、病院はもちろん保育園、幼稚園、給食センター、介護福祉施設、食品関連企業、また行政もあります。

栄養士の平均年収は350万円前後と高くはありませんが、栄養士を数年経験したのち管理栄養士の資格を取ることで大幅な年収アップができますし、研究機関の研究員として働くこともできるみたいです!

仕事の知識を家庭でも生かしやすいことも魅力です。最短2年で取得できるようですが、現在指定認可されている養成機関はすべて昼間部になっており、夜間部はないため、働きながらの取得は厳しいと思います。

こういった際に上述の支援制度を受けられるとありがたいですね!

おすすめ資格③「宅地建物取引士」

なんといっても平均年収558万円と高い!宅建士が多い不動産業界は厚生労働省令和2年賃金構造統計基本調査によると、月収35万円前後、賞与100万円超とひとり親でも教育費に申し分ないと言えるレベルではないでしょうか。

全職種平均よりも常に高い有効求人倍率をキープしており、さらに資格取得に、年齢・学歴を問わないというのも魅力的です。

しかし!正社員の宅建士として勤務する場合、土日祝の出勤が必須になるようでしたので、小さなお子さんを育てるひとり親さんにとっては厳しい労働環境…お子さんの年齢や、ご実家の支援を受けられるかなど、考慮する面もアリです。

おすすめ資格④「医療事務」

ひとり親世帯調査の母子家庭の母が有している資格の中でも医療事務は少なくありませんでしたね。

医療事務職は資格取得が義務ではないため、取得してなくても従事することができますが、取得するメリットが大きいといえます。

就職・転職時に有利なのはもちろん、就職後すぐに即戦力として活躍できることもメリットだと思います。

資格保有者は資格手当が付いたり、仮に働きながら取得した場合でも、報奨金として手当が出たりと、収入アップができる可能性が高いです。

恥ずかしながらこの記事を書くまでは、医療事務の資格が数多くあることを知りませんでした。

国家資格ではなくすべて民間の資格ですが、試験形態、回数、合格率や受験料はそれぞれ異なるようです。以下、主要な4つを紹介します。

〇 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)

医療事務資格で最も有名で、医療事務全般のスペシャリストと認定されるようです。

試験は医科が毎月開催(年12回)、歯科が奇数月(年6回)実施され、合格率は約60%とされています。

〇 医療事務管理士認定試験(医療事務管理士)

日本で最初にできた医療事務資格で、医療関係で幅広く認知されているようです。

試験は毎月開催(年12回)実施され、合格率は約50%とされています。 

〇 診療報酬請求事務能力認定試験

公益財団法人日本医療保険事務協会が実施し、厚生労働省が唯一認定した資格です。

7月と9月の年2回全国一斉試験で、医科と歯科ともに合格率は約35%とされています。

〇 医療事務認定実務者

医療事務の総合的知識を問い、難易度も比較的低く初心者向けとされています。

試験は毎月開催(年12回)実施され、合格率は約70%前後とされています。

以上のように、試験実施回数が多いため受験機会が増えるのも魅力的です。

どのような医療機関でどのように働きたいかをイメージしてから、取得したい資格を選定するのが良いのではないでしょうか!

おすすめ資格⑤「日商簿記」

でました、簿記!資格というより検定ですが、やはり個人的おすすめ度は高めです。

またこちらも、ひとり親世帯調査の母子家庭の母が有している資格の中で圧倒的多数でした。商業高校を卒業された方の中には”全商簿記”を受けたことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

全商簿記より難易度は上がりますが、経理に限らず簿記の知識があることは大きな強みだと感じています。

まず3級を持っているだけで、就職・転職において大きなアドバンテージとなるのではないでしょうか。

即戦力を求める正社員採用等では、工業簿記が入ってくる2級以上が求められることも少なくないと聞きます。また相場は高くはありませんが、中には2級以上で資格手当が付く企業もあるようです。

難易度は3級で合格率約50%、2級で合格率20%とあまり高くはないようですが、だからこそ強みになるのではないでしょうか。

私自身も勉強中です!みなさんも一緒にチャレンジしてみませんか(^^)

おすすめ資格⑥「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)」

MOSはPCスキルを証明する資格で、WordやExcelといった社会人必須スキルが身に付きます。多くの企業や教育機関で取得が奨励されているほど、認知度抜群です。

マイクロソフト社公認の世界基準の国際資格です。私自身も非常に取得したい!と思っています(笑)

筆記試験はなく、PC操作の実技のみで、講座によっては最短1カ月で取得も可能なようです。難易度も比較的高くないようです。すぐに役立つ事務系資格としておすすめです。

おすすめ資格⑦「WEBデザイナー」

最近人気のWEB・IT分野は人材ニーズや専門性が高く、なんといっても他業界に比べて働く場所や働き方を自由に選択できるところにとても魅力を感じています!

ライフイベントやライフステージに合わせて柔軟に働き方を選べる点でひとり親の方に特におすすめできます!

そして!最後に先述していた最近個人的に気になっている、公的な支援を取り入れながらシンママの資格取得を応援する民間の取り組みについてお話したいと思います。

WEBデザイン・プログラミングスクール「インターネット・アカデミー」の ” MamaEdu(ママエデュ) ” では、このWEBデザイナー等のWEB・IT系の資格を高等職業訓練促進給付金制度と他の制度を組み合わせながら最大193万円の受給額を得ながら学ぶことができる、ひとり親の学びを支援するプログラムが用意されており、最近注目されています。

私も気になって先日カウンセリングを受けたのですが、まだ正式なシングルマザーになっていないため今すぐの利用は出来ず、カウンセリングも深い部分まではいけませんでした(当たり前っ!笑)。

しかし!心優しいスタッフの方が、この給付金活用&スキルアップ制度を活用するために、できるように何点か指南してくださいました。この取り組みには期限があるみたいです!

来年2024年3月まで延長されたようですので、ここまでに絶対離婚成立させるぞー!の勢いです(笑)

まとめ

「ひとり親にとってやっぱり資格は必要?」の題に対しての私なりの答えは、

「正直あってもなくても大差なし!」ですかね(散々いろいろ話しておいて笑)。

実際資格を使った職に就いていない私ですが、母子世帯の平均年収はゆうに超えていますし、現在の働き方について満足しています。

資格があるから有利かどうかはそれぞれ個人によると思います。

しかし、現状資格が役に立っているひとり親の方が少なくとも7割前後(母子父子の間)いることも分かりました。

また個人的見解ですが、上述の通り少なからず年収に影響を与えているとも考えられます。

今すぐ使わなくても(使えなくても)これからの自分の人生の選択肢や可能性を広げているのもゆるぎない事実です。実際私はこの資格がある、という安心感に支えられている面は大きいです。

皆さんご存じの通り、現代は以前よりもだいぶ働き方が柔軟になりつつありますよね。

資格を使うか使わないかもそうですが、同じ職を長く続けるも然り、そのときのライフステージに応じて職を変えたり、働き方を見直したりすることも然り。

少し前までよく耳にしていた ” 安定した職 “ の定義も何をもっての安定かはその人個人にゆだねられていると感じます。

ご家族のライフステージによって選択も変わってくるかと思いますが、子どもたちはもちろんみなさんご自身の職や働き方に満足できる選択ができますように!


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この記事を書いたのは

ペアチルライターチーム

ひとり親限定のトークアプリ「ペアチル」ライターチームです。家計・仕事・子育て・家事など、ひとり親の方の生活に役立つ情報をお届けしていきます。

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