コラム
2024.08.18
シングルマザーの恋愛は難しい!シンママが熱弁する理由と寂しい時の解決策をお話しします。
シングルマザーは毎日のように仕事をして、家事をして子育てをしてと、とにかくやることがいっぱいありますよね。現在10歳と9歳を養育する私も、なんだかんだで日々慌ただしく過ぎていきます。
2回も離婚しているからこそ、忙しい中で「夫がいてくれたら!」という期待はもはやないもののの、夕方くらいになるとふと寂しくなったり、パートナーがいる女性を見て「うらやましい」と思うこともあるものです。
こんなふうに、なんとなくパートナーがいた方が人生楽しそう。まさに絵に描いたようなファミリー像に圧倒されることもあります。こんなふうに思うのは、私だけではないはずです。
しかし「シングルマザーが恋愛するのは現実的に難しい」と感じることも多いでしょう。今回はシングルマザーの恋愛が難しいと思われる理由と、私が選んだ「選択的1人理論」についてご紹介します。
シングルマザーの恋愛が難しい理由
シングルマザーの恋愛が一般的に難しいと言われる理由について紹介します。
出会いの場に行けない
子どもの育児をしているので、なかなか出会いの場に行けません。街コンや婚活パーティーは、夜や夕方に開催されることも多いですよね。また繁華街で、移動に時間がかかることもあるでしょう。
出会いの場に行けないとなると、職場などで見つけるしかないですが、そもそもそのような出会いがないのも現実です。
友達の紹介や飲み会の席でのナンパなどが一般的な出会い方として長年ランクインしていますが、そのような時間さえとれないのがシングルマザーの現実ですよね。
デートのお金が捻出できない
毎日子どものご飯や衣服の捻出に頭を悩まされているシングルマザーも多くいます。「自分のカフェ代さえ惜しい」と考えるほか、外食するくらいなら自炊して節約される方も多いでしょう。
デート代となると魅力的なレストラン、レジャー施設などが切り離せなくなってきます。相手と仲を深めるために必要なことと言えど、その出費がコンスタントにかかるとなると恋愛に踏み切れないのも無理はないでしょう。
シングルマザーを恋愛対象として見てくれる男性が少ない
シングルマザーである自分は恋愛対象として相手の男性を見れたとしても、やはり自分との子どもを授かることを夢見ている男性も多くいます。
その際に先に生まれている子どもとの相性や生活費を理由に、思い描くような結婚生活ができる相手ではないとシングルマザーが恋愛の対象から外れることも多くあるでしょう。
子どもの時間を確保すると異性と会えない
子どもと遊ぶ時間、習い事の送迎時間などを考えると異性と会っている時間がないのも事実ですよね。忙しくて会うどころか連絡も取りにくいでしょう。
一般的にはシングルマザーも仕事をしていて、男性も仕事をしているはずです。夜に連絡を取り合うことになるでしょうが、子どもはその時間に夕食やお風呂を済ませるほか、宿題も見なくてはいけません。
メッセージをしていても集中できず、電話をすれば子どもが泣き始めて…など、なかなか男性との連絡ばかりにとはいかないものです。
周りの目が気になる
周りの目が気になるシングルマザーも多いでしょう。恋愛が難しいという中にランクインしてくるのが、新しい男性と歩いている姿を見て噂を立てられたくないという思いや、子どもとの信頼関係を築けるかどうかです。
シングルマザーの恋愛では、その地域にすでに根ざした生活があるため、引越しができないほか、前のパートナーと住んでいた家に呼び寄せなくてはいけない場合があります。このような環境では、新しいパートナーの居心地が悪くなる可能性があるでしょう。
子どものことをちゃんと考えているのか?、母親なのに恋愛している…と、本当に大きなお世話ですが、なかには心ないことをおもしろおかしく言ってくる人もいます。
そもそも恋愛する気がない
そもそも自分が恋愛したくないと思っている場合は、恋愛が難しいのも当たり前です。男性のことを見ても、嫌悪感が走ったり不信感になってしまうこともあります。前の恋愛ではそれ相応のアクシデントがあったから結婚しているのに離婚に至っているのです。
その内容によってはトラウマになっていたり、ある種やりきった感じで恋愛をもうする気にならないこともあるでしょう。
またパートナーに尽くしても離婚してしまうくらいなら、最初からいらないと思うのはある意味潔く、頷ける考えです。
シンママが熱弁!シングルマザーは恋愛が難しいと思う理由
実際に2回も協議離婚している私が恋愛が難しい、したくないと思う理由についてお話しします。ぜひシングルマザーの恋愛をしようと思うとできない「あるある」を楽しんでくださいね。
2回の結婚で恋愛の楽しさは網羅できた
1度目の結婚は18歳の時、2度目の結婚は24歳の時でした。私だって女の子でしたから、素敵なプロポーズや酔いしれてしまうような甘い言葉には興味があったものです。
私自身がロマンチストな傾向が強いため、類は友を呼ぶのか? パートナーとなった男性は歯が浮くような甘い言葉をかけてくれるほか、素敵なプレゼントやデートをしてくれて、私はいまだに「恋愛で辛い」と悩む女性の気持ちが分かりません。…これは同性から反感を買いそうですね(苦笑)。
一方で2回も離婚しているので、離婚にまつわる苦労やアクシデント、決定打はあったものの、自分への愛がなくて辛い気持ちを経験したことがないのです。
いわゆる少女漫画のようなデート、お決まりのセリフなどは全て経験させてもらいました。経験しているので、特別な憧れがなくなってしまいました。
子どもが大きくなったので趣味が楽しい
子どもが小さくてシングルマザーの恋愛が難しいというお話はよく聞きます。一方で子どもが大きくなったから恋愛ができるかと言えば、そうではありません。
子どもが大きくなることによって留守でも平気、子どもの世話に時間がかからなくなったというのはもちろんあります。恋愛したい場合は、この時間を使ってパートナーとの仲を深めるのでしょう。
ところが私の場合は、子どもが小さい時にできなかった趣味がたくさんあります。裁縫や釣り、自然豊かな場所にキャンプ、ジムにヨガや飲み歩きなどです。子どもが大きくなってくると毎週のように1人で遊びに行ける予定を立てられます。まさに解放感!
相手の予定を伺いながら楽しむのではなく、1人で楽しむことに慣れてしまっているほか、本当にこの趣味が好きなので恋愛でドキドキやスリルを味わうよりお手軽です。
たとえばできないヨガのポーズができるようになったときは、恋愛において恋が実った時と同じような充実感が得られます。切なさに関しては、釣りで魚をばらした時に得られる感情と似ているほか、テントを立てたのにゲリラ豪雨にあった際は倒壊しないかスリルを味わえるものです。
今日はどんな感情を得たいのか、趣味で選択できるのは実に効率的であり「わざわざ恋愛で得るのは私には難しい」と思っています。
友達との仲が良すぎて新しい関係を深められない
私には趣味がたくさんあるほか、友達がいっぱいいます。しかもその多く、9割くらいが社会人になってからできた友達です。
転校があったり、幼少期にあまりいい思い出がない私は学校生活でできた友達は1割くらいしかいません。もはや希少です。
犬の散歩をしていて話しかけられたり、近所のママと飲みに行くくらい仲良くなったり、仕事先で仲良くなった同僚や同僚の友達…という具合に、どんどん友達が増えていきました。
社会人のボランティアサークルに入ったので大学生の友達もいます。異性の友達もたくさんいて、男友達の彼女の相談や彼女と出かけることもあります。異性ならではの違いを楽しむなら、男友達と飲み明かした方が早く済むのです。
連絡頻度も週に4回以上取り合う友達が多く、その関係性の深さに私も驚いています。会う頻度も多いので寂しくありません。
もはや多くの友達と月に1回のお出かけは当たり前です。この母数が増えると、彼氏とコンスタントに会うのは無理でしょう。このような背景から、わざわざ特定の1人と今さら仲を深めようと思わないのです。
カップルが羨ましいと思っても現実に戻る
冬や夕暮れ、深夜のコンビニなどでカップルがイチャイチャしていると、やっぱり「絵面がいいなぁ」と思ったりもします。恋愛映画を見ても同じく思います。
しかし現実に戻ってきます。たとえば高級なフレンチディナーは、男友達と出かければいいです。そしてハグをしたい場合、気心知れた女友達に「ハグしよう」「褒め合おう」と言って満足します。
彼氏でなくてもいいことに気づくので、現実に戻るのが早く「恋愛である必要はない」と思ってしまう自分がいるのです。
別れが視野に入ってくる関係性が謎
恋愛において、一生添い遂げない限りはいつか別れがやってきます。一度恋愛関係になってしまうと、友達に戻るのが難しくなります。
当人同士は了解のもと友達に戻ったとしても、相手の新しいパートナーは繋がりを嫌がる可能性も否定できません。
「なら一生友達で良くない?」「友達は何人いてもいいんだよ」ーーこれが私の最近の口癖です。
もともと独占欲がないほか、「本当に俺のこと好き?」と聞かれるくらいの性格も関係しているはず。気に入った男性、仲良しな男性がいても私の場合は独り占めしなくていいので、親友として仲を深めます。
仕事が楽しいので恋愛に時間を取られたくない
効率よく物事を進めるのが好きなほか、課題を与えられると燃えるようなタイプの私は仕事が楽しくて仕方ありません。意識が高いのではなく、仕事がもはや趣味なのです。
若い頃はアルバイトも長く続かないような人だったので驚いています。フリーランスという働き方があっているのでしょう。多くの環境で、毎日のように異なる課題や環境で働けているので「繰り返す日々に飽きた」ということはありません。
むしろ同じ相手と連絡をとり続ける方が飽きてしまいます。
1人も好きなので誰かと生活を一緒にするのが困難
友達がたくさんいて、仕事が大好き。そんな私を見ると「陽キャの極み」と誰かはいいます。「そんな充実しているから恋愛しなくていいんでしょう?」とまでも言われます。
実は1人でボーッとする時間が好きです。ボーッとしているときは、目を座らせて麦茶をすすり、犬を撫でます。また家事などにもこだわりがあるほか、インテリアも大好きです。このような小さな幸せを誰にも邪魔されたくないのです。
このように話すと「頑固者」「人の話を聞かないやつ」と思われそうですが、友達と会ったり、違う考えを聞くのは大好きです。わざわざ解せない側の意見を聞くこともあります。しかし生活圏内まで、その意見はいらないのです。
「違って楽しいね!」「そういう考え方、あるよね」は好き。だからこそ強要されることが嫌いです。まさしく誰かと生活するのが苦手な人の代表でしょう。
自分で収入を得て生活できるので結婚する必要がない
仕事が大好きなことでありがたいことに自分と子どもが生活するくらいの生活費は稼げています。
またフリーランスになる前までは介護士をしていたことから、人がどのように終末期を迎えて、1人の場合はどのような手続きを踏むのか。お金が足りないときはどのような助成金や補助金が使えるのかも知っています。
「老後が寂しい」「孤独死が不安」という意見には全て前向きに回答できるほか、「お墓の管理をどうしよう」という悩みさえも前向きに答えられます。
ちなみに近頃は友達やペットと入れる樹木葬も多くあるのです。子どもがいる私は永代供養であることは幸い必要ありません。一方で未だ選択的独身を貫いている友達に「一緒にお墓買う?」と誘うくらいには老後に前向きです(笑)。
選択的1人を選んだ私への周りの目は気にしないことに
私は、2回も離婚をしているので、自分にも何らかの要因があると思っています。自覚はしています。
しかし、それを他人に叱責されたり指摘される必要はないと思っています。だってもう結婚したくないんだもん!(笑)
この件でPDCAを回す必要性がありません。落ち込むだけなので、むしろやめてもらいたい。
なかには「自分はちゃんと結婚できるんだよ!」ということ、「次こそいいパートナーを見つけてね」という親の期待のもと、恋愛をしようと意気込んでいるシングルマザーもいるかもしれません。
私の場合は「やっぱり2回も離婚しているとクセ強いのかな?」と思われても「そうだと思う」とあっけらかんと答えられるので、選択的1人を貫くことにしました。
世界中のすべての男性に会ったことはないですし、それは不可能です。しかし私が離婚後、今まで出会った男性とは、少なくとも「結婚する必要はない」という判断をしています。
いろいろあったからバツがついているという自覚
いろいろなアクシデントやすれ違いが起きたのでバツがついているという自覚があります。その自覚が強いぶん、おそらく私は恋愛に向かないと思っています。
なんでも自分で決めたいし、自分の選択なら私は誰も責めない、そうした方が悔いがない人生が送れそう。子どもとは一緒にいるので寂しくないほか、大人とも定期的に話せる。
また「面倒な手続きをふむなら結婚したくないな」と思っちゃうのです。不思議なくらい自分の戸籍を汚すとか世間の見られ方が気になっていません。
シングルマザーが恋愛をしたくない、難しいと感じたときの解決方法
シングルマザーが恋愛をしたくない、難しいと感じた時の解決方法について紹介します。
恋愛はしなくても弊害はない
恋愛はしなくても弊害はありません。「いいな」と思うことはもちろんあるでしょう。しかしそれが本当に恋愛で得たいものなのかを考えてみることが大切です。誰かと一緒にいたいだけなら、ペットや友達で十分でしょう。
ひとり親のまま生涯を楽しむ余裕を持つ
ひとり親と聞くと、それだけで寂しそうで大変そうなイメージが先行します。しかしみんながみんなそうではありません。寂しいときは結婚している人にもあります。私が結婚しているときは、結婚しているが故に大変なことが多々ありました。
シングルマザーで恋愛が難しいからといって、人生の楽しみがなくなったかのような考えになるのは早計です。
話し相手はならペアチルで見つかる
友達がいない場合は、ペアチルなど恋愛をフックにしていないシングルマザーやシングルファザー向けのコミュニティアプリがおすすめです。
恋愛をしなくていいので話しやすく、顔が見えないぶん自分の心のうちを話しやすいです。仕事の話や子育ての話などもできるので、ちょっと誰かとお話ししたい時に向くでしょう。
自立している自分は超かっこいい
人と違う自分を責めてしまうこともあるでしょう。一方でここまで子育てをして生活を貫いてきた自分は超かっこいいのです。「あの人、離婚して大変ね」「お金とか大丈夫なのかしら」と心配されたり同情される筋合いはありません。
何が何でも自分もシングルマザーとして充実していて、かっこいいのです。パートナーがいるからこそ幸せと思っている人に私は今一度この考え方を広めたいですね。
多くの人に会っていればそのうち自然と恋愛になるかも
多くの人に出会っていれば、そのうち自然と恋愛になるかもしれません。それこそ今までの価値観が変わり、恋愛スタイルをも覆すような男性に出会えていないだけで、今後出会える可能性もあるでしょう。
それまでは無理に恋愛しなくてもいいのです。難しいと思っているうちは、恋愛を無理にする必要はなく自分のご機嫌は自分でとってみましょう。これほど簡単なことはありません。それに必ず与えてもらえるご褒美は、とても良いものです。
パートナーができたことを想像してみてください。その人にどんな服をプレゼントしたいですか?どんな家に住みたいですか? 落ち込んでいる時、どんな言葉をかけてあげたいですか。
自分にしてみてください。きっとそれだけで自分の心が満たされます。自分を自分で大切にする心を持つと、愛を与えてもらえなくても平気です。
まとめ
今回はシングルマザー2回目の私が恋愛を難しく思う理由と、恋愛がしにくいシングルマザーの原因について紹介しました。恋愛が難しいというと、どことなく寂しくこじらせている雰囲気が漂ってしまうでしょう。しかし自分で決めた「シングルマザーのうちは恋愛は難しい」という気持ちを読み解いてみるのも楽しいものですよ。
ペアチルでは私のように離婚し、再婚した後また別れた方もたくさんいます。死別や離別などその要因は様々ですが、きっと自分の価値観が広がるコミュニケーションがとれます。
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