お金がなくて疲れたシングルマザー向けにお金の悩みを和らげる対策と私の体験談をご紹介！

シングルマザーが直面する経済的・精神的な課題は非常に大きいもの。10歳と9歳を養育している私もシングルマザーですが、やはり子どもが小さい時は預け先などに苦労したほか、仕事ができる時間にも制約があり、裕福な生活ができたわけではありませんでした。

シングルマザーは仕事や育児、家事の全てを一人で担うことによる疲労と、経済的な不安は切っても切り離せず、そうした現実に何もかも嫌になってしまうほど疲れたと感じることもあるでしょう。

しかし、こうした状況を乗り越えるためのサポートや対処法があります。

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シングルマザーお金ない時の苦悩

シングルマザーがお金がないときに直面する、ありがちな悩みにフォーカスしました。思い当たる節があったら、それはあなただけが悩んでいるわけではありませんよ。

貯金ができない

収入が少ない場合や、生活費が高い場合も貯金が難しくなります。収支を見直し、節約できる項目を洗い出すことが必要です。一方で子どもの急な病欠などにより、仕事を休まなくてはならず収入が足りないこともあります。

自分だけの体ではないほか、節約も自分だけがすればいい独身時代と訳が違うのでなかなか出費は減らないものです。

旅行やレジャー、習い事にお金がかけられない

他のお子さんと比べてしまうことはありませんか。習い事を満足にさせてあげられなかったり、旅行や遊園地などに連れて行けないこともあるかもしれません。

仕事で疲れていて休日までアクティブになれないということも確かにある一方で、やはり「そのお金があるなら貯金しておきたい」とも思ってしまうのがシングルマザーです。

外で食事ができない・栄養を考えられない

満足な食事ができないことも悩みの一つ。外食などで手っ取り早く、豪華にいきたいものの給料日前などは特に余裕がありません。

近頃は食事を作る材料なども価格高騰が止まりません。子どものために栄養が高い食事を満足に用意できないことは、シングルマザーの年収を考慮しても決して珍しくないのです。

協力者が少なく悩みが重大化しやすい

お金がないと心の余裕がなくなります。生活にダイレクトに関係があるのがお金というものです。だからこそ、その悩みを誰かに相談できないとなると思い詰めてしまうことも少なくありません。

お金がないことを相談するのは、なんだか悪いことをしているような気分にもなるでしょう。そして相談相手にどう思われるかも気になるところ。「気づけば目の前の問題にばかり気を取られて、借金がかさんでいた」ということもあり得る話です。

シングルマザーお金ない！その原因とは

シングルマザーがお金がないと感じる原因について紹介しましょう。

子どもにお金がかかる

まずは子どもにお金がかかります。シングルマザーは税制的に優遇されるほか、学童なども所得によって減免が受けられるでしょう。しかし収入の柱は、シングルマザーの一本柱しかありません。

ママが病気で倒れたり、子どもの病欠で仕事を休まなくてはならない場合は、子どもにお金がかかると分かっていながらも、満足に働くことができません。

子どもの学用品や洋服など細々とした出費も多いものです。可愛い我が子のものですが、やはりまとまった額になることも多くあります。

子どもを見ていると思う存分に働けない

仕事と子育ての両立は簡単ではありません。良いバランスを見つけることができるでしょう。自分に合った方法を見つけ、無理のない範囲で両立を目指していくことが大切です。

たとえば子どもが小さいうちは、子どもの預け先の確保にも困ります。保育園の時は良くても、子どもが大きくなると学校が始まります。この際、独自のイベントや台風で休校となると、急遽仕事を休まなくてはならないのもネックですよね。

子供の風邪で働けない

風邪をひいたりと、突発的な休みが多く起きるでしょう。体が小さいので重症化しやすく、実際に私もシングルマザーになってすぐの時に子どもが入院したことがあります。

しかも結構重く、1ヶ月くらい働きながら入院先の長男に会いに行くような生活が続きました。未だにどのように通っていたのか思い出せないほどでおそらく過酷だったのでしょう。

このようなことはめずらしいことではなく、周りのシングルマザーの友達も経験している人が多くいます。

シングルマザーがお金ない時に頼れる制度

シングルマザーがお金がないと感じた時に頼れる制度について記載します。

シングルマザー支援団体の就業支援

シングルマザーの自立に向けて支援する団体に、仕事などの相談をするのも良い案です。子育てに関するアドバイスや預け先の相談にも乗ってもらえるほか、収入が足りないことを何か違う制度で補助できないかも考えてくれるでしょう。

たとえば神奈川県相模原市の場合は、行政が「子育て支援課」を用意しています。シングルマザー以外にも子どもを育てている家庭はなんでも相談することができる窓口で、保育園の手続きや制度の手続きについて簡単に教えてくれます。

またDVなどの相談をすることも匿名で可能です。民間や行政でのこのような窓口を利用してみるのも良いでしょう。

自治体の就業支援制度

ハローワークには、子育て中のママに向けたハローワークを用意している自治体があります。子どもの預け先について相談に乗ってくれたり、子どもを抱えながらでも働くことができる就業先について一緒に探してくれたりします。

自立支援教育訓練給付金

自立支援教育訓練給付金は、ひとり親家庭の親の就業を支援するための制度です。医療事務、簿記検定、社会保険労務士などの資格を取得する際に、事前に相談すれば受講料の60%〜85%が支給される制度です。

詳しくは下記の記事で説明しています。

【実体験】ひとり親にとって資格は必要？私のケースや資格取得支援制度4つおすすめの資格7選を紹介！

高等職業訓練促進資金貸付事業

ひとり親家庭の親が安定した就労を実現し、経済的自立を達成するための重要な支援策となっています。資格取得を目指すひとり親家庭の親にとって、経済的負担を軽減し、キャリアアップを支援する目的があります。

高等職業訓練促進給付金を受給している母子家庭または父子家庭の親が受給することができます。

＜貸付金の種類と金額＞

• 入学準備金: 上限50万円（養成機関入学時）
• 就職準備金: 上限20万円（養成機関修了時）

養成機関を修了し、資格取得後1年以内に就職するほか、取得した資格を活かして、原則として受給した地域で5年間就業を継続できれば返済免除にもなる貸付です。

母子父子寡婦福祉資金貸付金制度

ひとり親家庭や寡婦の方々が子どもの教育や就業に必要な資金を借りることができます。自治体の然るべき窓口で事前に相談をする必要がありますが、連帯保証人がいない場合でも利息も少なく一時的なキャッシュフローに便利です。

以下に詳細を記載していますので、ぜひご覧ください。

母子家庭・父子家庭が使える母子父子寡婦福祉資金貸付金制度の条件や審査基準を解説！【貸付金は12種類もある】

緊急小口資金

シングルマザーでなくても受けられる一般的な貸付資金です。貸付限度額:は原則10万円以内（特別な場合は20万円以内）です。返済期間は原則1年以内（特別な場合は2年以内）になり、保証人がいない場合でも無利子になります。

シングルマザーがお金ない時に試したいアイデア

シングルマザーがお金がないと思った時に試したい金銭的なアイデアについて紹介します。実際にできそうなものから取り入れてみてくださいね。

後払いアプリを使う

後払いアプリは、商品を購入した後に支払いを行うことができる便利な決済手段です。商品を購入する際に後払いアプリを選択し、翌月以降にまとめて支払う仕組みなので、来月に返済できる見込みがあるのであれば当月の難を切り抜けるのにおすすめです。

一部のアプリでは審査が不要で、本人確認も簡単に済むものがあります。

タイミーなどの日払いバイトをする

子どもの病欠などで何日間か仕事を休んでしまったあと、親族などに子どもが預けられる状態にある場合は、タイミーをはじめとする日払いバイトがおすすめです。

働いた日に給料を受け取れるため、急な出費にも対応できます。また当日の仕事募集をみて決められるので、柔軟な働き方ができるのがメリット。「今日は急に子どもを預けられる！」となった時も働きに出ることが可能です。

クラウドソーシングで稼いで即日払いにする

簡単なライター業務や簡単なアンケート回答などを集めるクラウドソーシングで、即払いを利用すればすぐにお金を手に入れることができます。

案件によってはスマートフォンでできることもあるので子どもの預け先がない場合でも検討に入ってくるでしょう。手数料はとられますが、短納期の仕事を積極的に受注すればまとまった収入になることもあります。

どんな時にお金がない？シングルマザーが試した3つの体験談

普段私が実際にしている金策について紹介しましょう。

見込める出費は袋別で積立

お年玉やクリスマスプレゼントなど、毎年かかる特別出費がある場合は、見込み出費を袋で積み立てておくと慌てずに済みます。

冠婚葬祭費や車検などの出費もあらかじめ積み立てておくと、大きな出費に備えることができて家計が急変することを防ぐことができるでしょう。

ブログなどの在宅でできる仕事を作る

ブログは比較的低コストで始められる在宅ワークです。アフィリエイト広告や企業とのタイアップ記事で収益化を目指すことができるのですが、収益化までには時間がかかるため、長期的な視点で取り組む必要があります。

ママを前提とした在宅ワークの紹介サイトなどもあります。このようなサービスを見つけると、在宅ワークを見つけやすくなり安心です。私も最初はブログを作って、ある程度の仕事を取れるようにしてから、エージェントサービスを使ったり、自分で営業をかけたりして仕事をとって来ました。

ある程度実績ができると多くの企業と取引ができるようになったので今はフリーランスで仕事をコントロールしています。

お金がなくても遊べる予定を一覧化

お金がないときに娯楽がなくて、辛い思いをするシングルマザーも多いかもしれません。しかし遊園地などに行かなくても、この世にはたくさんの娯楽があります。私はもともと大型の遊園地などが好きではありません。

「性格からは考えられない」とびっくりされるのですが、小さい頃から釣りやキャンプ、温泉巡りなどで遊んできたため、お金がかからない遊びばかりが趣味です。

したがって、子どもとも庭先でバーベキューをしたり、近所の川で小魚を釣ったりして楽しんでいます。もしくはスーパー銭湯で楽しんだり、近所のママ友宅を巻き込んで家でボードゲームをしたり、家族のレジャー代はあまりかからず過ごすことも。

私は人並みの両親がいる家庭で育っていますが、このような遊びを教えてもらったことでもともとお金を使う習慣があまりありません。レジャーの一つとして休日にパン作りをするのも大好きな予定でした。

なので「ないなら作ればいっか」という感じで、子どもとお手玉を作ったり、雑巾を塗ったり、パンを焼いたりしていることもあります。気づけば節約になっているほか、毎週何かと楽しく過ごしているので休日に惨めになることがありません。

多趣味同士で結婚した方が休日揉めそうだなとも思ってしまうので、私はシングルマザーがあっているとも感じます（笑）。

お金がないからという深い執念が、自分を惨めにさせている場合もあるでしょう。たとえば「お金がないから、私は休日質素である」と思うのと、私のように「小さい頃からそうやって過ごしてきたから子どもともそうやって遊ぶ」では意識に雲泥の差があるように思えます。

息子も小学生になりましたが「パンを焼いてきたから一緒に食べよう」と友達を誘って、一緒に公園で食べている姿は可愛いです。お友達も「パンを焼きたい」と家に来たことがあるので、夫婦揃っているから休日が充実しているとか、そういうのはないと思います。

まとめ

シングルマザーがお金がなくて疲れた時に考えたい原因と、その対処法について紹介して来ました。確かに夫婦二馬力で働いてらっしゃる家庭より、シングルマザーの方が物理的に収入が少なくなります。しかしだからといって、不幸なわけではありません。

ペアチルで同じようにシングルマザーやシングルファザーとして働いている人がたくさんいるほか、お金の相談も分かち合うことができます。無料で利用できるので、ぜひ悩みをわかちあうのもおすすめです。「自分だけではないかも？」と思えるでしょう。

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